2022年03月14日

高齢者向けリフォームをしよう!水廻りリフォームのポイントは?

歳を重ねると思わぬけがや病気の影響で体が不自由になるリスクが大きくなるものです。住み慣れた自宅で高齢になっても不自由なく安心して暮らし続けるためには、高齢者向けのリフォームを行う必要があります。この記事では水廻りのリフォームについてポイントを紹介しましょう。

高齢になった時のためのリフォームは早めに!

高齢になった時のためのリフォームは、まだまだ体が元気な40代や50代のうちに考えておくべきです。高齢になり病気やけがなどで倒れて体が思うように動かせなくなってしまった場合、たとえば退院してすぐに元の自宅で暮らさなければならないかもしれません。

 

暮らしというものはその日から始まるため、いざそのような状況になった時に日常生活を営めないようでは本人も家族も困ってしまいます。そのため活力もありまだ働いていて、経済的にも余裕のあるうちにリフォームを検討しておくべきでしょう。

トイレのリフォームを行う時のポイント

トイレは一日に何度も必ず利用する場所であるため、リフォームの優先順位は一番高くなります。まだ本格的なリフォームは考えていないという方もまずはトイレから検討しておくべきです。ここではトイレのリフォームをする際に気にかけておくべきポイントを紹介しましょう。

 

手すりの設置

トイレは自力で立ったり座ったりする動作が必要になりますが、高齢になり足の筋力が低下すると脚の力だけでは立ち上がれないこともあります。壁にもたれながら立ち上がった場合、手が滑って思わぬ転倒につながる恐れもあるため便器の横には手すりを付けておくと良いでしょう。

 

またトイレに出入りする際にも敷居に脚が引っかかったときや、扉を開閉するときにバランスを崩してしまう恐れがあるので、とっさにつかめるように出入り口付近にも手すりがあると安心です。

 

段差をなくす

家庭によってはトイレに行くときに一段上がる必要がある、逆に一段下がる必要がある、高い敷居をまたぐ必要があるといった場合があります。高齢になると脚が上がりづらくなり小さな段差でもつまずきやすくなるため、バリアフリー仕様にしておくと良いでしょう。

 

出入口を広くする

トイレの出入り口を広げるといったリフォームを行う場合もあります。その場合は扉の位置そのものを変更する必要があるため、多少大掛かりな工事になってしまいますが、万が一車いす生活になってしまってもトイレの出入りをスムーズに行えるでしょう。

 

またトイレを使用するときには緊急性が高い場合もあるため、狭い出入り口だともたついてしまい焦って転倒しけがをしてしまう可能性があります。広い出入り口にしておくことでこういったリスクも下げられるでしょう。

浴室のリフォームを行う時のポイント

浴室は体を清潔に保つうえでも重要な設備ですが、滑りやすく転倒による事故が多い場所でもあります。また裸で過ごす場所なので室温の影響による体温変化が激しい場所です。ここでは浴室をリフォームする際に気にかけておくべきポイントを紹介しましょう。

 

手すりの設置

浴室は足元が滑りやすく転倒する危険性が高いため、適切な位置の手すりを設置しておくと安全です。まず浴室への出入りをスムーズに行うため、出入り口付近に必要になります。そして体を洗う時の立ち座りを補助するために洗い場の横にも縦に伸びる手すりがあると良いでしょう。

 

シャワー浴ではなく浴槽につかる場合は浴槽の付近にも手すりを設置することで、浴槽への出入りも安全に行えます。また浴槽の中に手すりを設置する方もいますが、これは浴槽内で姿勢を維持するという目的です。

 

滑りにくい床にする

古いタイプの浴室は床がタイル張りのものがありますが、これはとても滑りやすく危険なため滑り止めの付いた床にリフォームしましょう。水はけのよいものや断熱性の高いもの、クッション性があり転倒時の衝撃を和らげてくれるものなど高機能な床にすることもできます。

 

引き戸か折り戸を選ぶ

浴室の扉が内開きの場合、万が一浴槽内で事故が起きた時に外から扉を開けられないといった事態になりかねないので、折り戸か引き戸へのリフォームをしておくと安心です。また引き戸であれば浴室内のスペースや出入り口を広く取れるため、車いすの場合も補助しやすくなります。

 

浴室暖房を設置する

冬の時期は温かい室内から急に寒い浴室に入ることで、ヒートショックを起こしてしまう危険性があります。浴室暖房を設置しあらかじめ脱衣所と浴室内を温めておくことで、ヒートショックを予防できるだけでなく湯冷めもしにくくなるため快適に入浴できるでしょう。

まとめ

今回は高齢者向けリフォームの中でも、水廻り設備について気にかけるべきポイントを紹介しました。高齢になると思わぬところで転倒やけがの危険性があるため、自分の身に危険が及ぶ前にリフォームを検討してみるのはいかがでしょうか。

 

「有限会社山下サッシトーヨー住器」では淡路島を中心に老朽化や高齢化に対応したリフォームを行っております。水廻りリフォームを検討しているという方は、まず一度お気軽にご相談くださいませ。