2022年04月11日

窓を変えてみませんか?老朽化した窓のリフォームのメリット!

冬になるとやたらと家の中が寒く感じる、騒音が気になるなどでお悩みのかたはいらっしゃいませんか?家の築年数が経ち老朽化が進むと、見た目や快適性・安全性が損なわれてしまうため、リフォームが必要となってきます。

 

この記事では、老朽化した窓のリフォームによって得られるメリットについて詳しく解説します。リフォームをお考え中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

老朽化した窓をリフォームするメリット

家の中と外をつなぐ窓には、光の取り込みや換気のほかに、断熱・防音・防犯などの役割があります。老朽化した窓やサッシは、これらの性能が衰えてしまうため、放置してしまうと生活に大きな悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

そのため老朽化した窓やサッシは早めに取り換える必要があります。ここでは窓やサッシを新しくすることのメリットについて解説します。

 

断熱性・遮熱性

窓をリフォームすることで得られるメリットの1つが、断熱性や遮熱性を得られるということです。建物はいろいろな建材で覆われていますが、窓は建材の中で最も薄い部分です。屋根や壁に比べるとどうしても熱の出入りが起こりやすく、冬は58%の熱が流出し、夏場は73%の熱が流入します。そのため窓の老朽化は家の断熱性や遮熱性にも大きく影響してしまうのです。

 

断熱性や遮熱性を高めるための対策として、遮熱効果のあるカーテンを使用する、遮熱フィルムや遮熱塗料をガラスフィルムに使用するなどの方法があります。しかし最も効果的なのは、やはり窓ガラスを取り換えることです。

 

現在は高い断熱性や遮熱性をもつ窓ガラス製品が存在するので、フィルムや塗料と比べると日光の取り込みへの影響が少なくなるというメリットがあります。とくにLow-Eガラス(複層ガラスの内側に熱伝導を抑える膜をコーティングした製品)は、高い断熱性と日射遮蔽性をもつため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことが可能です。

 

また冷暖房の効率を高め、光熱費を減らせるため、窓ガラスを換えること自体に省エネ効果が期待できます。

 

防音性向上

窓のリフォームで得られる2つ目のメリットは、防音性を高められることです。熱と同様に、外からの騒音が最も入ってきやすいのが窓です。スムーズな開け閉めができるように作られた窓の隙間から音が侵入してしまいます。

 

遮音テープやカーテン、吸音シートを使うと行った対策法がありますが、窓の開閉や採光性、通気性に影響してしまうというデメリットもあります。今ある窓に内窓をつけて二重にすると、窓の隙間を減らし気密性が高まるので、防音効果が得られるのです。

 

防犯性向上

警察庁によると、令和2年に発生した侵入窃盗のうち、55.4%が窓からの侵入であったそうです。また侵入手口についても、窓のガラス破りが28.9%と高い割合を示しています。全国的に見てもやはり窓からの侵入率は高く、とくに古いタイプの窓や、シャッターや雨戸のついていない窓は割りやすいため、対策が必要となります。

 

防犯ガラスはガラス自体が割れにくくなっており、侵入に時間がかかってしまうため窃盗犯があきらめやすくなるのです。また窓シャッター・雨戸・面格子の取り付けをすることも、窓ガラスを割って侵入することを防止できます。シャッターや雨戸、面格子は後付けで取り付けることが十分可能なので、ぜひご検討ください。

 

結露対策

窓ガラスの内側と外側の温度差があると、結露が発生します。とくに冬場は、室内が暖たまり水蒸気が発生すると、冷たい外の空気が窓の表面温度を下げ、室内の水蒸気を含んだ空気が冷やされるために結露が発生しやすくなるのです。

 

結露ができると室内の湿気が高まるため、カビやダニが発生し、皮膚疾患や喘息などの健康被害をもたらす恐れがあります。結露対策として、内窓を設置すると2つの窓ガラスの間に新しい空気層ができるため、外気温の影響を受けにくくなり、結露を防止することが可能となります。

窓のリフォームの種類・方法

ここまでで、老朽化した窓をリフォームすることで、さまざまなメリットが得られることがわかったと思います。

 

では窓のリフォームにはどのような方法があるのでしょうか?前述したメリットを踏まえたうえで、費用なども考えたリフォームしやすいおすすめの施工方法をご紹介します。

 

内窓(二重窓・二重サッシ)

既存の窓の内側に、新たに窓を取り付ける方法です。2つの窓の間に新たな空気層が作られるため、断熱効果や結露防止の効果が期待できます。また気密性が高まるので、防音効果も期待できます。

 

複層ガラス

複層ガラスは2枚のガラスを組み合わせたもので、ガラスの間にできる中空層が外気を遮断するため、断熱効果が得られます。その中でも、ガラスの内側に熱伝導性を抑える膜をコーティングしたLow-E複層ガラスは、断熱性や遮熱性に優れているため、夏も冬も快適に過ごせます。

 

シャッター・雨戸・面格子などの後付け

窓の外側にシャッターや雨戸、面格子を取り付けると、ガラスが割られにくくなるため、防犯性が高まります。また台風時には飛散物から窓を守ることができるため、安全性を高めることにもつながります。

まとめ

ここまで老朽化した窓のリフォームを行うメリットや方法に解説してきました。窓のリフォームは家の快適性や安全性を高める効果があるため、老朽化が進んでいるのであれば必ず行ったほうがよいでしょう。

 

「有限会社山下サッシトーヨー住器」では、窓を含め、老朽化した住宅のリフォームを多数手がけています。また窓のリフォームに関してはLIXIL認定の窓マイスターがおります。リフォームに関して適切な診断を行い、お悩み解決のためのご提案をいたしますので、窓リフォームをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。